いざ大学を卒業して、国家試験に合格して、晴れて薬剤師になったものの…
誰しも、私って薬剤師になってよかったんだろうか…
私って薬剤師に向いてない…
って落ち込むこともあるんじゃないでしょうか。
実際、私自身も病院研修や、調剤薬局の新入社員研修で、
私って薬剤師に向いてない…
しばらくOTC薬剤師になろうって考えたくらいです…
でも、薬剤師に向いていないって感じる私だからこそ、発想の転換によってそれをメリットに変えて働くこともできるんだって気づいたんです!!
- 今回は薬剤師に向いてないと感じる人はどんな人?
- 薬剤師に向いていないと考えず、向いている人間になる
- 薬剤師に向いてないと感じるからこそできる5つの方法に関してお話したいと思います。
薬剤師に向いてないと感じる人ってどんな人?

薬剤師に向いてないと考える人はどんな人なのか…
具体的に考えていきましょう!!
薬剤師に向いていないと考える人
- 細かい作業が苦手な人
- うっかりミスが多い人
- せまい薬局内でコミュニケーションがうまく取れない
- 見知らぬ人への投薬が苦手
以上がほとんどを占めているでしょう。
それでは詳しく見ていきましょう!!
①細かい作業が苦手な人
これは、私にも当てはまりますが、「細かい作業が苦手な人」っていうのは、最初働き始めた時は薬剤師として結構しんどいです。
薬剤師に向いていないなと感じる最初の段階です…
正直、薬剤師って細かい作業が多いです。
薬を粉砕する、V字マス分包機で粉をまく、薬を分割する、薬を一包化する、薬を飲みやすいようにセットする…
などなど…
こういう細かい作業が、とくに薬剤師として働き始めた時にツラく感じるでしょう。
②うっかりミスが多い人
薬剤師に向いていないと考える人には「うっかりミスが多い人」も対象になるでしょう。
私も、幼い頃から母親に、
あんたはおっちょこちょいなんだから!!
さらに薬剤師になってからも、
薬剤師に向いてないんじゃないの??
なんて言われるくらいでした。
「うっかりミスが多い人」も薬剤師に向いてないと考える人が多いでしょう。
③せまい薬局内でコミュニケーションがうまく取れない
薬剤師に向いてないと考える人は、「薬局内でコミュニケーションがうまく取れない人」でしょう。
実際、職場環境として、せまい薬局内では人とのコミュニケーション能力が問われてきます。
せまい環境の中で、様々な境遇の薬剤師さんたちと、コミュニケーションを取りながら仕事を進めていく…
結構メンタル的にもしんどいところです。
あまり人とコミュニケーションを取るのが苦手といった人は薬剤師に向いてないと感じるでしょう!!
④見知らぬ人への投薬が苦手
薬局、病院でも、薬の説明を初見の人にしなければなりません。
「見知らぬ人とコミュニケーションを取るのが苦手な人」は薬剤師に向いてないと感じるでしょう。
実際、そういった場面が多く発生するので、コミュニケーションをうまく取れる方が有利です。
結構、私の周りの薬学部出身の人でも、人とコミュニケーションをうまく取れなかったり、はたから見ても第一印象が「??」な人も多いです。
そういった「見知らぬ人とコミュニケーションを取るのが苦手な人」は薬剤師に向いてないと感じるでしょう。
薬剤師に向いていないと考えず、向いている人間になる

ここからは、発想の転換が重要になってきます!!
自分自身が「薬剤師に向いていない人間」と考えるのではなく、「薬剤師に向いている人間」になる!!と考え方を変えましょう!!
その発想の転換一つで、仕事に対する姿勢が180度変わってきます!!
自分自身が「薬剤師に向いている人間」になるんです!!
実際なれます!!
というか、なりましょう!!
実際、私の周りでも「薬剤師に向いていない」って考える人は多いです!!
でも、みんな何かしら乗り越えて、今薬剤師として働いています!!
だいじょうぶ!!
みんな、「薬剤師に向いている人間」になれるんです!!
薬剤師に向いてないと感じるからこそ、できる5つの改善方法
薬剤師に向いていないと感じる人だからこそ、できることがあるんです!!
以下の5つです。
- ガサツだからこそ、より慎重に仕事をすすめていこう
- 仕事の流れを読めないならあえて聞こう
- 新人薬剤師、年配薬剤師など周りの人にやさしくしよう
- 努力で、知識量をカバーしよう
- コミュニケーション能力をみがこう
詳しく見ていきましょう!!
①ガサツだからこそ、より慎重に仕事をすすめていこう
自分がガサツなタイプで、うっかりミスが多いと考える人は、ある意味チャンスです!!
なぜなら、自分は「ガサツ」ということを理解しているからです!!
調剤→監査→投薬の流れの中で、自分自身が「ガサツ」だからこそ、チェックをより入念に行いましょう!!
なんなら、各項目においてチェックを1回ずつ増やしておきましょう!!
そして、習慣化しましょう!!
そうすることにより、通常の人よりも失敗に気づく可能性が高くなります!!
逆に自分は失敗しないと変な自信がある人こそ、失敗したときに大事故につながることがあるのです!!
また、「ガサツ」で「薬剤師の細かいことが苦手だと感じる」場合、考え方を変えましょう!!
でも、それって実は誰しもが通る道で、慣れたらこなせるんです!!
だから心配しなくても大丈夫!!
私も、昔研究室ではクラッシャーww
の異名が付くくらいガサツな女の子でしたが、
毎日の仕事を積み重ねることで、振り返ってみると意外とできるようになっているようなものなのです!!
だから、こんな細かい作業向いてないって感じていたとしても、それはだれしもが通る道なんです!!
前向きに考えていきましょう!!
②仕事の流れを読めないならあえて聞こう
始めは、仕事の流れが読めないことがほとんどです。
しかし、それは当たり前のことなのです。
分からないことは、とにかく薬局内の薬剤師に次は何をすべきか聞きましょう!!
分からない時は素直に聞いてもいいんです!!
ただ、手が空いていてぼーっと突っ立っているのはNGです!!
せめて、先輩薬剤師に何かすることがないか聞くようにしましょう!!
聞き方にもコツがあって、
聞き方一つで、あなたのイメージも大分変わってきます
できるだけ、相手の立場になって考えて、行動しましょう!!
ただ、職場内でも冷たくあしらったりする人とかもいます…
それが限られた人だったらいいのですが、
もし薬局内にそういった人ばかりだというのであれば、職場を変えるという選択肢もアリです!!
ストレスのない環境を選べるのが、資格のある薬剤師の特権なのですから!!
どうしても無理な場合は、精神的にやられる前に、転職を検討することをオススメします!!
正直、薬局内は密なことが多く、逃げ場がありません…
時には逃げるという選択肢もアリです!!
精神的にやられてから、立ち直るまではかなりの時間がかかってしまうので…
現にガマンのしすぎで私の周りでも精神的にやられてしまった友達もいます…

③新人薬剤師、年配薬剤師など周りの人にやさしくしよう
だからこそ、細やかな気遣いが大事になってきます。
新人薬剤師さんが入ってきたら、自分自身が新人薬剤師だった頃を思い浮かべて優しく接してあげましょう。
また、年配の薬剤師さんが困っている姿を見かけたら、フォローしてあげましょう。
自分の将来の姿です…
私は少なくともそう考えるようにしています!!
とにかく、職場で働く身の回りの人には優しくしましょう!!
職場でいい人間関係を築くための基本です!!
④努力で、知識量をカバーしよう
知識が増えることで、自身の薬剤師に対する姿勢が変わってきます。
私自身も、「薬剤師に向いていない」と思いながらも、薬剤師としての勉強をしていくうちに…
知識量が増えるたびに、少しずつ前向きに考えていけるようになりました!!
職場までの行き帰りや、仕事に疲れているなら、朝起きて勉強でもいいです!!
自分が勉強するための時間を確保するようにしましょう!!
薬剤師として働く上で自信をつけていくために、自身の努力で、「薬剤師としての知識量を増やす」ということが大事です!!
⑤コミュニケーション能力をみがこう
薬剤師として働く上で、仕事として欠かせないのが「投薬」!!
患者様とのコミュニケーションが大事になってきます!!
元々、初対面でも物怖じしないタイプの人ならいいですが、
初対面の人とのコミュニケーションが苦手という薬剤師さんも結構います!!
回数を重ねていくうちに、物怖じしなくなっていきます!!
もし、万一分からないことを聞かれたら、先輩薬剤師さんに相談したら大丈夫!!
先輩薬剤師さんも、新人薬剤師が周りの人も分からないことを聞いてくれる分には、「私を頼ってくれてる」と思ってくれていますよ!!
だから、コミュニケーションが苦手な人はあえて積極的に投薬に行って、分からないことがあったら、先輩薬剤師にアドバイスしてもらいましょう!!
これに尽きます!!
さいごに
薬剤師になって働き始めた時は、
誰しもが「自分って薬剤師に向いていない」
って考えるものです!!
悩んでいるのは自分だけじゃありません!!
バリバリ薬剤師で働いている先輩方もきっと通ってきた道です!!
だからこそ、自分自身が「薬剤師に向いていない」と考えるのではなく、
「薬剤師に向いている自分になろう!!」と
前向きに考え直せるきっかけにつながればいいと思い、この記事を書きました。
日々悩むことも多いかもしれませんが、そう考えられるということは、まだまだ伸びしろがあるということ!!!
お互いに前向きに頑張っていきましょう!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。